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世界の40か国以上では眼鏡の資格制度が導入されていますが、日本にも「眼鏡作製技能士」という国家検定資格があります。厚生労働省が令和3年8月に新設した国家資格で、読み方は「がんきょうさくせいぎのうし」と言います。
眼鏡作製技能士は、メガネの作製に必要な高度な知識と技術を持つ専門家に与えられる国家検定資格です。この資格は、メガネの販売や調整、フィッティングなど、メガネに関する総合的なスキルを証明するものです。
国家資格の背景
かつて公益社団法人日本眼鏡技術者協会が実施していた「認定眼鏡士」という検定資格があり、2001年から2022年まで実施されていました。この資格は、眼鏡技術者の技量と知識を認定するもので、一般コースとアカデミックコースに分かれていました。一般コースにはAAA、AA、A級の3段階、アカデミックコースにはSSS、SS、S級の3段階がありました。
認定眼鏡士制度は2022年で終了し、「眼鏡作製技能士」という国家資格に移行しています
眼鏡作製技能士は、以下のような役割を担っています
お客様の視力を正確に測定し、ライフスタイルや使用目的に応じて最適なメガネとレンズを提案します。レンズの加工やフレームの調整を行い、快適な装用感を提供します。購入後もメンテナンスや調整も行い、長期間にわたって快適にメガネを使用できるようサポートします。
眼鏡作製技能士には1級と2級があり、それぞれ以下のような違いがあります
高度な技術と知識を持ち、複雑な処方や特殊なレンズの加工、フィッティングが求められる場合に対応できます。また、他の眼鏡技術者の指導や教育も行うことができます。
基本的な技術と知識を持ち、一般的なメガネの作製や調整を行います。1級に比べて対応できる範囲は狭いですが、日常的なメガネのニーズには十分に対応できます。
眼鏡作製技能士の資格を持つことで、以下のようなメリットがあります
消費者に対して高い技術と知識を持つ専門家であることを示すことができ、信頼を向上させることができます。また、資格取得の過程で高度な技術と知識を習得するため、眼鏡技術者としてのスキルも向上します。さらに、国家資格を持つことで眼鏡技術者としての社会的地位が向上し、業界全体の技術水準の向上にも寄与します。
眼鏡作製技能士は、メガネの作製に関する高度な知識と技術を持つ専門家です。
この資格を持つことで、お客様に対して信頼性の高いサービスを提供し、業界全体の技術水準を向上させることができます。メガネを購入する際には、眼鏡作製技能士の資格を持つ専門家に相談することで、より満足度の高いメガネを手に入れることができるでしょう。
メガネ本舗においてもスタッフが1級、2級の資格を取得しており、34名(2024年9月現在)の眼鏡作製技能士が在籍しております。今後もお客様に快適な視界を提供するために、知識・技能のさらなる向上を目指し、スタッフの本資格取得に向けた取り組みに、より一層励んでまいります。
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