-->
2025.04.16
紫外線で色が変わる!調光レンズ・可視光調光レンズの魅力と注意点
レンズ
健康
お悩み レンズ選び 目の健康 紫外線対策 遠近両用

私たちの生活をもっと快適にするために進化し続けるレンズ技術。その中でも、最近注目を集めているのが調光レンズ可視光調光レンズです。屋内外での光の変化に柔軟に対応するこれらのレンズは、視覚の快適さを劇的に向上させます。今回は、それぞれの特徴や魅力、注意すべき点についてわかりやすく解説します。

調光レンズとは?

調光レンズは、紫外線の量に応じて色が変わるレンズです。室内では透明、屋外で紫外線を浴びると色が濃くなり、太陽光から目を守る働きを持っています。

可視光調光レンズとは?

一方で、可視光調光レンズは紫外線だけでなく可視光(目に見える光)にも反応し、屋内の強い光や紫外線カットされている車内でも色が変わる点が特徴です。特に車を運転される方に便利な選択肢となっています。

調光レンズ・可視光調光レンズのおすすめポイント

1 屋内外を頻繁に行き来する方に最適

屋内ではクリアレンズ、屋外ではサングラスのように色が変化する機能を備えています。屋内外を頻繁に行き来する方にとって非常に便利で、メガネを掛け替える手間を省くことができます。オフィスやショッピング、アウトドアでの活動など、あらゆるシーンで快適なお過ごしいただけます。

2 まぶしさが苦手な方におすすめ

眩しさを軽減し、目の負担を和らげます。調光レンズは紫外線量に応じて自動的に色を変化させるため、強い日差しや明るい屋外での眩しさを効果的に抑えることが出来ます。これにより、目の疲れを軽減し、快適な視界を保つことができます。特に白内障手術後や光に敏感な方など、目が外部の光で過剰に反応してしまう場合でも、調光レンズはスムーズにその負担を減らし、目の健康を維持する助けとなります。

3 アウトドアや運転に最適

強い日差しの中でも快適な視界を提供し、目の疲れを軽減します。紫外線量に応じてレンズの濃度が変化するため、曇りの日でも晴天の日でも最適な視認性を実現します。ゴルフ、釣り、登山、ドライブなどの屋外活動にぴったりです。

特に可視光調光レンズは、車の運転中に重宝します。通常の調光レンズではフロントガラスの紫外線カット効果により色は変化しませんが、可視光調光レンズはフロントガラスを通る可視光にも反応してレンズの色が変わるため、運転中の眩しさを抑えながら安全で快適なドライブをサポートします。これにより、屋外のアクティビティや長時間の運転もより楽しむことができます。

アウトドア派や頻繁に運転する方にとって、調光レンズや可視光調光レンズは日常をより快適にする心強い味方です。

4 遠近両用メガネにも対応

調光レンズと可視光調光レンズは共に遠近両用メガネにも対応しており、視力の補正と紫外線対策を一つにまとめたオールインワンの便利アイテムです。遠くの景色も手元の文字もクリアに見えるだけでなく、屋外では紫外線とまぶしさを軽減するため、外出時にも快適な視界を提供します。旅行やお散歩、外での作業などさまざまなシーンで大活躍します。一つのメガネで複数の機能を兼ね備えているため、メガネの掛け替えの手間を省き日常生活をさらにスムーズにします。

5 紫外線対策に効果抜群

紫外線を99%カットし目の健康を守ります。屋外ではサングラスとして、室内ではクリアレンズとして使用できる利便性があります。紫外線を効果的にブロックすることで白内障や加齢黄斑変性のリスク軽減に貢献し、長期的な健康維持に貢献します。特に、3月から紫外線量が急上昇するため、季節の変化に合わせてしっかりとした対策を取り目の健康を守りましょう。

注意しておきたいポイント

環境や温度の条件による色の変化について

調光レンズと可視光調光レンズは気温や光の条件によって色の濃さが変化するため、使用環境を考慮することが重要です。

調光レンズは、気温や光の条件に応じて色の濃さが変化する特徴を持っています。このため、使用環境を考慮することが重要です。紫外線の量が多いほどレンズの色が濃く発色し、逆に紫外線量が少ない場合は色が薄くなります。

また、気温の影響も考慮すべきポイントです。冬の寒い環境ではレンズが濃くなりやすい傾向がありますが、夏の気温が30度を超える場合、気温の高さによって濃く発色しない可能性があります。このような特性を理解することで、調光レンズをより効果的に使用し、快適な視界を得ることができます。

調光レンズを選ぶ際には、紫外線量や気温などの使用環境に合わせた選択をすることで、日常生活や屋外活動をよりスムーズに楽しむことができるでしょう。


気温や使用環境により濃度は変化します。気温30度を超える場合は濃く発色しない可能性があります。


気温や使用環境により濃度は変化します。気温30度を超える場合は濃く発色しない可能性があります。

可視光調光レンズは、紫外線調光レンズよりも夏場において10%程度濃く発色する特性を持っています

 可視光調光レンズを車内で使用した場合の季節ごとの濃度変化

冬の環境
冬の低気温下では、可視光調光レンズが濃い色に変化しやすい特性があります。これは寒い環境がレンズの調光反応をより活発化させるためです。車内でも、外光を取り入れた際に濃度がしっかりと濃くなり、明るさを効果的に抑えることができます。

夏の環境
一方で、夏の高温環境(特に気温が30度を超える場合)では、可視光調光レンズの濃度が冬ほど濃くはならない可能性があります。ただし、紫外線と可視光への反応は引き続き機能するため、適度な濃度で眩しさを軽減し、快適な視界を提供します。

車内での注意点
フロントガラスが紫外線をカットする影響で、通常の調光レンズは色が変化しません。また、車内における濃度(濃さ)は屋外使用時ほど濃くはなりません。光のあたる位置・車種等によっても変化します。

使用環境と気温を考慮しながら可視光調光レンズを適切に選ぶことで、季節を問わず快適な視界を実現できます。

  まとめ:調光レンズの魅力

  • メガネとサングラスの2役をこなす便利アイテム。
  • 眩しさを抑え、目を守る優れた機能。
  • スタイリッシュで様々な場面で活躍。

調光レンズはメガネとサングラスの2役をこなす便利アイテムであり、眩しさを抑えながら目をしっかり守る優れた機能を備えています。その自動調光機能により、屋内外を問わず快適な視界を提供します。

特に春から夏にかけて紫外線が強くなる時期には、調光レンズを活用して目の紫外線対策をしっかり行いましょう。白内障や加齢黄斑変性のリスクを軽減し、長期的な目の健康を守ります。

さらに、気温や光の条件による濃度の変化を理解し、使用環境に適した選び方を考慮することで、日々の生活をより快適にそして目に優しいものにすることができます。

調光レンズや可視光調光レンズを活用して、目の健康を守りながら、より快適で楽しい生活を実現しましょう。

» コラム » お悩み » 紫外線で色が変わる!調光レンズ・可視光調光レンズの魅力と注意点

井坂
オンラインショップ、SNS発信、WEB管理を担当しています。強度近視で長年メガネを使っていますが、PC業務が多いため、眼精疲労に悩まされることが増えてきました。同じような悩みを持つ方々に役立つ情報をお届けできればと思っています。
オンラインショップ、SNS発信、WEB管理を担当しています。強度近視で長年メガネを使っていますが、PC業務が多いため、眼精疲労に悩まされることが増えてきました。同じような悩みを持つ方々に役立つ情報をお届けできればと思っています。

関連する記事

バックナンバー

一覧へ戻る